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子どもの育ちを通して、保護者様や地域の力になりたい

わかば海西こども園 / わかば海津北こども園のはじまりは、「子どもの育ちを通して、保護者様の役に立ちたい」という、ただその一心でした。
まだ認可外の時代、自前で園舎を建て、24時間保育にも取り組みながら、英語や習字、絵画などの早期教育にも力を入れてきました。けれど、どれほど環境が変わっても、ずっと大切にしてきたのは、「子どもたちとどう向き合うか」という姿勢です。
保育には、正解がありません。「嫌いなものも食べようね」と言うことも、「無理に食べなくていいよ」と伝えることも、どちらも子ども想い。でも、その選び方ひとつで、子どもがどう育つかは大きく変わってきます。だからこそ、私たちは“ちょうどよさ“を探しながら、日々の関わり方を先生たちと話し合い、一人ひとりに合った育ちを支えています。
人間関係の良さは、保育の土台。職員同士が自然と支え合える空気があるからこそ、子どもたちにもそのあたたかさが伝わっていきます。「保育はチームでするもの」。その考えをもとに、10年以上前から分業制を取り入れ、パートスタッフさんとも力を合わせながら、正規職員の負担軽減や働きやすさを追求してきました。
保育の質は、職員の心の余裕から生まれます。だからこそ、残業を減らし、柔軟な働き方を大切にしています。そうして生まれた時間や余裕は、子どもたちへのまなざしにも、職員同士の学び合いにもつながっていきます。
みんなちがって、みんないい。これは子どもたちだけでなく、職員にも言えることです。一人ひとりが持つちがいや輝きが、そのまま園の力になる。私たちは、それぞれの特性や個性が自然と活かされる関わり方を大切にしています。そうやってそれぞれの“得意“を活かし、可能性を引き出すことを、何より大切にしています。
うまくいかないことも、もちろんあります。でも、やってみて、違ったらまた考える。それくらいの柔軟さで、これからも子どもたちの育ちにまっすぐ向き合っていきたいと思っています。

副理事長
島 雄一郎